河原文翠の日々是好日

降っても 照っても 日日是好日。泣いても笑っても 今日が一番いい日。

2020-01-01から1年間の記事一覧

除夜の鐘

最近、 除夜の鐘を禁止させられるお寺が続出中 信じられない。大晦日の夜はお寺の除夜の鐘を聞きながら年を越していたのが、鐘を鳴らすのを止めたら年越しらしくないではないか。 日本の風物詩であるものが次々と廃止されるのはなんとまあ痛ましいことか。風…

「鏡餅」

正月に欠かせない、年神様の魂が宿る「鏡餅」 餅は、昔から神様に捧げる神聖な食べものとして、祝い事や祭りには欠かせないものでした。「鏡餅」も正月には欠かせません。「鏡餅」は、新年の神様である年神様の依り代(よりしろ)、つまり家にやってきた年神…

「門松」「注連縄」

年神様の案内役「門松」。 「注連縄」が示す神聖な場所へ 新年を司る年神様をお迎えする際の案内役、それが「門松」です。常緑の松は「神様が宿る木」と考えられ、昔は庭に松などの常緑樹を一本立てて、年神様の依り代(よりしろ)にしていたといわれていま…

昇殿参拝の坊や

厳島神社での「見事な昇殿参拝の坊や」 先日、 安芸国・宮島へ行って来ました。厳島神社参拝と宮島の紅葉狩りが目的で、楽しい時間が過ごせましたが、その小旅行中に「感動する場面」に出会いました。 厳島神社の拝殿での出来事です。「七五三お参り」の御家…

「熊谷寺」多宝塔の紅葉

「熊谷寺」多宝塔の紅葉 熊谷寺(くまだにじ)は徳島県阿波市土成町土成にある高野山真言宗の寺院で、四国八十八箇所霊場の第八番札所です。普明山真光院と号し、本尊は千手観世音菩薩です。 多宝塔は、安永3年(1774)に建立され、内部には胎蔵界の大日如来…

地蔵寺の大銀杏

地蔵寺の大銀杏 地蔵寺(じぞうじ)は徳島県板野郡板野町にある真言宗御室派の寺院。四国八十八箇所霊場の第五番札所。無尽山荘厳院と号する。本尊は勝軍地蔵菩薩。勝軍地蔵菩薩は甲冑を身にまとい馬にまたがる姿をしており、八十八箇所中で勝軍地蔵を本尊と…

久万高原ふるさと旅行村-2

久万高原ふるさと旅行村-2 今回は、「紅葉狩り」の2です。ふるさと旅行村の本部が定休日だった所為か、五月蠅い団体観光客が居らず、静かな「村風景」の中で紅葉狩りが満喫出来ました。 途中に立ち寄ったCafeのマスターによれば、京都から取り寄せた「も…

久万高原ふるさと旅行村-1

久万高原ふるさと旅行村-1 『久万高原町は、愛媛県のほぼ中央に位置し、四国山脈のふところに抱かれた標高400~800mの高原の町です。』 『久万高原ふるさと旅行村は、農山村の暮らしを再現し、山村の風景や生活に触れたり、静かな自然の中で宿泊や体験な…

今月の万葉集

2020年 万 葉 集 季 節 の 和 歌 12月 師走(しわす) 田子の浦ゆ うち出でて見れば ま白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける 山部赤人(やまべのあかひと) 現代語訳 田子の浦越しに うち出て見ると 真っ白に 富士の高嶺に 雪が降っている

「師走」

一年を振り返る「師走」。 永遠の象徴「橘」が色づく頃 12月の和風月名は「師走」。子どもの頃は「先生も走るくらい忙しい時期」だから「師走」なのだと思っていましたが、実はこの「師」は本来「僧侶」のこと。昔は12月になるとどの家もお坊さまを迎えてお…

菊花展

四国で唯一の菊花展です。 反日徳島新聞の記事です。『徳島県吉野川市で毎年開かれている「鴨島大菊人形」の実行委は、行事のうち屋内の人形展示を中止する。新型コロナウイルスの感染防止が難しいと判断した。 10月16日~11月15日に市役所イベント広場であ…

硫黄島

「アメリカの青年達よ。東洋には素晴らしい国がある。それは日本だ。」 硫黄島での戦いの時に第五艦隊司令長官としてアメリカ海軍を指揮したレイモンド・A・スプルーアンス海軍大将の言葉です。「アメリカの青年達よ。東洋には、素晴らしい国がある。それは…

「新嘗祭」

「新嘗祭(にいなめさい)」 本日、11月23日は「勤労感謝の日」。1948年(昭和23年)に「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」として祝日に制定されました。 もともとは神様に新穀を供えて感謝する「新嘗祭(にいなめさい)」の日で、人が…

「ダリア祭り」

世羅高原農場の「ダリア祭り」 10/17、今年も世羅高原(広島県世羅町)にある世羅高原農場の「ダリア祭り」に行って来ました。前日の雨の影響が懸念されましたが、見事に咲き誇ってくれていました。 ここ世羅高原農場のダリアは西日本最大で、約250種、2万50…

「金盞香」

七十二候「金盞香」。 秋の新蕎麦がおいしい季節 11月17日から、七十二候では「金盞香(きんせんかさく)」になります。「きんせんか」といっても、春に咲くキク科のキンセンカのことではなく、水仙をさします。「金盞」とは金の盃のことで、水仙の黄色い冠…

「七五三」と「千歳飴」

子どもの成長を感謝する「七五三」と「千歳飴」の由来 11月15日は「七五三」。3歳と5歳の男の子(5歳のみ行うところも多いです)、3歳と7歳の女の子の成長に感謝し、晴れ着を着せて神社に参拝し、人生の節目をお祝いする行事です。 七五三は、もともとは公家…

「芸術の秋」

「芸術の秋」に思ふ。 「芸術の秋」本番中とのことだが、糞雑誌で「芸術の秋」という言葉が使われたことが、由来と言われてる。ちなみに「芸術の秋」という言葉は「美術の秋」が基になったとか。また、いろいろな芸術のコンテストや展覧会が開かれていること…

二十四節気「立冬」

二十四節気「立冬」。 温かい鍋料理がおいしい季節 11月7日は「立冬」。二十四節気のひとつで、暦の上ではこの日から立春の前日までが冬になります。 また、七十二候では「山茶始開(つばきはじめてひらく)」になります。「つばき」と読んでいますが、ツバ…

庭の「秋明菊」

庭の「秋明菊」 シュウメイギク「秋明菊」とは、本州、四国、九州の山野や里山に自生する毎年花を咲かせる宿根草です。日本原産ではなく、古い時代に中国からやってきて、野生化したもの言われています。漢字で書くと「秋明菊」、9月~10月の秋まっさかりな…

今月の万葉集

2020年 万 葉 集 季 節 の 和 歌 11月 霜月(しもつき) 葦辺行く 鴨の羽がひに 霜降りて 寒き夕は 大和し思ほゆ 志貴皇子(しきのみこ) 現代語訳 葦辺を行く 鴨の翼に 霜が降って 寒い晩には 郷里の大和が思われる

金木犀の落花

金木犀の落花 自宅庭の金木犀。オレンジ色の小さな花を沢山咲かせ、その花は芳香を放ってくれていましたが、遂に落花を始めました。今年も充分に楽しませてくれましたが、厚かましくも「金木犀の二度咲き」に期待しています。 金木犀の星の様な花(実は4弁花…

金木犀と銀木犀の違い

金木犀と銀木犀の違いとは? どちらも中国原産の植物ですが、金木犀は銀木犀が変化してできた変種です。元々あったのは木犀で、そこからどんどん変化していったようです。ちなみに、木犀というと、ほとんどの場合、銀木犀のことを指します。 金木犀は、モク…

自宅の「金木犀」

自宅の「金木犀」 今は亡き母が、生前こよなく愛していた金木犀です。形見分けとして小生が貰い、自宅庭に移植して大事に育ててきました。あれから幾星霜、大きく立派に育ち、今年も見事に咲き誇ってくれました。 早速、墓前に供え報告しましたが、金木犀の…

「霜降」

二十四節気「霜降」。「山粧う」紅葉の時季 10月23日は二十四節気の「霜降(そうこう)」。「寒露」の次にあたり、露の後は霜ということで気温はさらに低くなってきます。七十二候でも「霜始降(しもはじめてふる)」に入ります。山里では霜によって草木や作…

東かがわ市の秋桜

東かがわ市の秋桜 香川県東かがわ市の市道沿いの秋桜を撮りました。毎年この場所で秋桜と彼岸花を撮っているのですが、今年の秋桜は花が少なく寂しげでしたが、綺麗に咲き誇っている姿は見事でした。

自宅庭の銀木犀

銀木犀 自宅庭の銀木犀(ギンモクセイ)です。 モクセイ(学名: Osmanthus fragrans)は、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木。別名、ギンモクセイ(銀木犀)という。中国名は桂花。 広義では、Osmanthus fragrans に属する変種、品種(ギンモクセイ、キンモ…

ド根性「ニラ」

ド根性「ニラ」 自宅近所の道路の継ぎ目に、今年も「ニラの花」が咲き誇っています。コンクリートの僅かな隙間に生き延びて、毎年花を咲かせる逞しさに感嘆しています。自然の力は凄いものですねぇ。

今月の万葉集

2020年 万 葉 集 季 節 の 和 歌 10月 神無月(かんなづき) 若の浦に 潮満ち来れば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴鳴き渡る 山部赤人(やまべのあかひと) 現代語訳 若の浦に 潮が満ちてくると 干潟がなくなったので 葦辺をさして 鶴が鳴き渡る

「十五夜」

「十五夜」の不思議と「お月見」の楽しみ方 10月01日は旧暦8月15日の夜、いわゆる「十五夜」で、一年で最も美しい月が見られるとされています。旧暦では7~9月が秋で、その真ん中にあたる8月は一年の中で最も空が澄みわたり、月が明るく美しく見えました。そ…

「蟄虫坏戸」

七十二候「蟄虫坏戸」 食欲の秋は「きのこ」がおいしい! 9月28日から七十二候の「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」です。虫たちが土にもぐり、入口の戸をふさぐ頃という意味で、冬ごもりの支度をする時期です。戸をふさいで隠れてしまった虫たちは、来…