河原文翠の日々是好日

降っても 照っても 日日是好日。泣いても笑っても 今日が一番いい日。

金木犀と銀木犀の違い


                  金木犀と銀木犀の違いとは?

 

 

どちらも中国原産の植物ですが、金木犀は銀木犀が変化してできた変種です。
元々あったのは木犀で、そこからどんどん変化していったようです。ちなみに、木犀というと、ほとんどの場合、銀木犀のことを指します。

 

金木犀は、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹で、 中国では 丹桂と呼ばれています。秋にオレンジ色の小さな花をたくさん咲かせ、その花は芳香を放ちます。銀木犀よりも香りがとても強く、 歩いていて感じるいい香りは金木犀のものです。大気の汚れにとても敏感で、大気汚染などの影響で花数が少なくなることもあります。もちろん空気のきれいなところではたくさんの花を咲かせます。香りの強さから、昔はトイレの芳香剤としても使われていました。

 

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銀木犀は秋に白い花を咲かせますが、香りはほとんどなく、歩いていてわかるような香りはしません。葉っぱが金木犀よりも幅が広く、先のほうがとがっています。ですが、どちらも背丈や育て方、花の咲く時期はかわりません。家の庭にあって、いい香りが欲しければ金木犀を植え、花が咲いたら枝を切って部屋の中に飾れば、甘い香りが広がることでしょう。銀木犀の花もきれいなので、どちらも1本ずつ植えて、オレンジと白の花を一緒に楽しむのもいいですね。

 

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金木犀と銀木犀の花言葉は?
金木犀花言葉は、「謙虚、謙遜、真実、真実の愛、初恋、陶酔」です。銀木犀の 花言葉は「初恋、高潔」です。どちらも恋愛に関する花言葉があり、 中国では昔、デートの前に木犀の花を入れたお酒を飲み、 吐く息を花の甘い香りにしたそうです。今でも中国では、花を砂糖につけた「桂花糖」や、お酒につけた「桂花陳酒」などを作り、食用として楽しんでいるようです。

 

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どちらの花も、見た目も花言葉もとてもきれいですよね。庭が広ければ、両方植えて楽しむのも良いかもしれませんね。小生宅の庭は狭いですが、二つの競演を楽しんでいます。