河原文翠の日々是好日

降っても 照っても 日日是好日。泣いても笑っても 今日が一番いい日。

 付和雷同

      
                         四 字 熟 語


                         付和雷同  (ふわらいどう


批判と悪口の典型的なパターンがこの言葉。 「あいつは付和雷同だからダメ」 「付和雷同で大事な一票を入れるな」 「付和雷同型の人間は我が社ではいらん」 などなど、全くいいところが無い。自分に確たる信念がなく、主義主張もあやふやで、ただ無闇に他人の意見に同調し、他人の言動に釣られて動く。これが付和雷同の意味である。

 

付和を不和と書いたらミス、雷同を雷動と書き間違わぬように。意味としては、付和はきまった考えがなくて他人にあわせること、雷同は雷の音に山や谷が鳴り響き万物が応ずることから転じて、深く考えず簡単に他人の節に調子をあわせる、安易に相槌を打つ、こんな感じだ。

 

確かに好ましいこととは思わないが、日本社会は 『みんなで渡れば怖くない』 という風潮が今や定着し、特にサラリーマン社会では協調や妥協が強く求められるから、付和雷同紙一重の生き方が無難で楽でもある。極言すれば、付和雷同は日本人の国民性のようで、マスゴミなんぞは正に付和雷同一色ではないか

 

 

夫唱婦随

     
                                    四 字 熟 語

                                     夫唱婦随 (ふしょうふずい

 

この美風いかに廃れつつあるとはいえ、若者達に□唱婦随の質問をしたところ、不唱婦随の答えがいくつかあった。意味を聞いたら、「文句いわずに妻に従うことが夫婦円満の秘訣ってことでしょう?」。これには笑った。本人がジョークでなく大真面目なだけに、これはパロディの悪影響かな、と思わずにはいられない。マスゴミあたりでも夫と妻を入れ替えて、「婦唱夫随は現代の美徳」なんてやるものだから、紛らわしくて困るではないか。

 

夫唱婦随は、あくまで夫主導による夫婦のありかただ。夫が言い出して妻がそれに従う、これが夫婦仲がよく和合していることの証明であった。かつては、と補足しなければ誤解を招く。近頃の夫婦は、夫が言い出しても妻はそれに従わないし、妻が言い出したことに素直に従う夫も増えてきたらしいし、夫唱婦随を逆転させて婦唱夫随でも、さほど違和感はなくなったらしい。

 

とはいえ見た目からいえば、婦唱夫随は頭でっかちで安定性がない。夫唱婦随の方が座りが良い。さらに言えば、我が日本社会を混乱・破壊させるGHQの策略の一つだと断言するものだ。

 

 

 軽挙妄動

     
                                    四 字 熟 語


                                   軽挙妄動  (けいきょもうどう) 


軽はずみな行動、軽々しい動作、これが軽挙である。 妄動はよく考えもせずみだりに行動することこれは盲動と書きがちだか、盲と妄はえらい違いだ。そこで軽挙妄動だか、事情や状況をよく考えないでいたずらに行動し、軽はずみで向こうみずな行動で破綻を招く、そんな好ましからざる場面で必ず批判の言葉として登場し、「駄目だよ君、軽挙妄動を戒めたまえ」とお叱りがとぶ。

 

若い時分はいざ知らず、いまだにこの傾向がある私なんぞ、その度に後悔と反省の連続だ。ただ軽挙妄動が必ずしも失敗ばかりでなく、時にまぐれ当たりすることもあるだけに、軽挙妄動を否定しきれない面もある。性格だからしようがないかな、と思うことにしている。

 

この反対が熟慮断行だが、事前によく検討し慎重にじっくり考えた上で断固、事に当たること。熟慮しすぎて優柔不断になってはいけないので、断行は実にむずかしい。
私に言わせれば、軽挙妄動も熟慮断行も五十歩百歩、結婚がいい例であるが………。

 

 

一触即発

  
                                       四 字 熟 語


                                   一触即発 (いっしょくそくはつ


これはよく使われる四字熟語だ。ちょっと触っただけですぐにドカンと爆発しそうな、危機や危険に直面している状態、これを一触即発という。A国とB国との対立が一触即発の危機だ、なんて表現はかつて盛んに使われたものだが、この頃は人間関係にこの言葉が当てはまる。

 

嫁と姑がガマンにガマンを重ねてこれまで耐えてきたが、いよいよもうガマンのの限界だ、という時に「ふたりは一触即発だよ。間に入って亭主のオレはもうどうしていいかわからない」。こんな使い方もあれば、熱々の大恋愛で結婚した夫婦が一年かそこらでもう険悪な空気になった様な時にも、「あの夫婦もう一触即発のピンチだってさ、困ったもんだ」と冷やかす。

 

この言葉は響きもいいし、見た目も整っているので文章上も多用される。ちょっとしたキッカケで今にも大事件が起こりそうな緊迫の状況を説明する時に、新聞などマスゴミは一触即発を必ず使うが、いかにもそれが危機をさらに煽るような意図もあって、言葉の怖さを感じずにはしられない。

 

 

 先憂後楽


    
                                       四 字 熟 語


                                    先憂後楽 (せんゆうこうらく


宋の時代から中国で為政者の心構えとして使われる言葉に、「天下の憂いに先立って憂え、天下の楽しみに後れて楽しむ」、これがあまりにも有名となり、現在でも人の上に立つ者はこうでなくてはいけない、とされる。

 

世の中の人が憂うる前に自分が憂え、楽しみは世人の後でいい、自分の楽しみは後回しにしてまず困難で苦しいことを先に片付ける、これが先憂後楽であるが、日常的にはイヤなことを先にやってあとで楽しようという意味に使われることが多く、為政者の心構えではなくなってしまった。

 

「昔の政治家は偉かったね、先憂後楽だった。今の連中は何だい。自分の利益だけ考えて国民の利益を後回しにする連中ばかりじゃないか」、こんな世論が日本全国に満ち満ちているが、天下の憂いに先立って憂える政治家だって少なくない。国民やマスゴミがそういう面を評価しないで政治家の悪徳ぶりだけを誇張して槍玉にあげるのは、結局自分たちの首をしめることになるのではなかろうか。

 

 

日本保守党

 

日本保守党 設立宣言
 
混迷する我が国日本に、真の保守政党が設立されました。
 
        日本を守りたい
            日本保守党、待望の公式本
         v 政治に怒り、絶望した
             全ての人に送る希望の書
 
amazonで予約していた処、本日届きました。
これから熟読して、周りの人々に「真の保守」を伝えたい
微力ながら頑張ります。
 

融通無碍


                                      四 字 熟 語


                                     融通無碍 (ゆうづうむげ


融通がきくかきかないか、日本ではこれが人物評価をかなり左右し、融通のきく人のほうが重宝がられ、また好感を持たれる。融通のきかない代表は、お役人や教師や老人たちなどが通り相場になっているものの、お役人や教師などが融通無碍であったらかえって困る。

融通は滞りのないスイスイした状態で通ること、無碍は障害障壁のないことだから、人の行動や考え方、事の処し方が何物にもとらわれず、一定の枠にもはまらず、自由でのびのびとスムーズであること、これが融通無碍である。

「あの人は融通無碍で素晴らしい」と褒められたとしても、自由人である芸術家ならそれで問題ないが、一般の人があまりに融通無碍であるのは、一面において無責任、非常識ともとられかねないから、肯定しにくい。

「婦人警官はダメだね、融通がきかないで」という低い評価をよく聞くが、彼女らが法律通りでなく融通無碍に違反を処理したら、とんでもない無責任な行為でこれは許されない。融通無碍をいかにも望ましい美徳のように受け取るのは行きすぎだ。