河原文翠の日々是好日

降っても 照っても 日日是好日。泣いても笑っても 今日が一番いい日。

季節

「鏡開き」

「鏡開き」で無病息災。 「おしるこ」と「ぜんざい」の違いは? 1月11日は「鏡開き」。お正月に年神様に供えた鏡餅を下げて食べ、無病息災を願う行事です。15日などに行う地域もありますが、これは松の内を何日までとするかによって違うようです。松の内を1…

「雑煮」

「雑煮」の美味しさは多種多様。 一年のパワーを頂きます。 「雑煮」は、年神様の魂が宿った餅を食べるための料理です。食べることで年神様からその年の生命力が与えられるとされていました。雑煮は地方色豊かですが、家庭ごとに我が家の味があるのも特徴で…

「おせち料理」

年神様に供える「おせち料理」の由来 お正月が近づき「おせち料理」の用意をする頃となりました。もともとは「おせち料理」はお正月だけのものではなく、季節の節目に行う節供の料理全般を「御節供(おせちく)」「御節料理」と呼んでいました。やがて、節供…

除夜の鐘

最近、 除夜の鐘を禁止させられるお寺が続出中 信じられない。大晦日の夜はお寺の除夜の鐘を聞きながら年を越していたのが、鐘を鳴らすのを止めたら年越しらしくないではないか。 日本の風物詩であるものが次々と廃止されるのはなんとまあ痛ましいことか。風…

「鏡餅」

正月に欠かせない、年神様の魂が宿る「鏡餅」 餅は、昔から神様に捧げる神聖な食べものとして、祝い事や祭りには欠かせないものでした。「鏡餅」も正月には欠かせません。「鏡餅」は、新年の神様である年神様の依り代(よりしろ)、つまり家にやってきた年神…

「七五三」と「千歳飴」

子どもの成長を感謝する「七五三」と「千歳飴」の由来 11月15日は「七五三」。3歳と5歳の男の子(5歳のみ行うところも多いです)、3歳と7歳の女の子の成長に感謝し、晴れ着を着せて神社に参拝し、人生の節目をお祝いする行事です。 七五三は、もともとは公家…

「十五夜」

「十五夜」の不思議と「お月見」の楽しみ方 10月01日は旧暦8月15日の夜、いわゆる「十五夜」で、一年で最も美しい月が見られるとされています。旧暦では7~9月が秋で、その真ん中にあたる8月は一年の中で最も空が澄みわたり、月が明るく美しく見えました。そ…

「玄鳥去」 「戻り鰹」 「八朔だんご馬」

ツバメ去って、カツオが戻る秋。豊作を祈願する「八朔」 9月17日からは七十二候の「玄鳥去(つばめさる)」になります。ツバメが子育てを終え、南へ帰っていく頃。ツバメは民家の軒先などに巣を作るので、親鳥がせっせとヒナにエサを運ぶ姿もよく見られます…

彼岸の入り

彼岸の入りとは? なぜお彼岸にお墓参りをするの? 3月17日は彼岸の入りです。最近は、お彼岸は年に2回あることや、彼岸がいつなのかを知らない方が増えているそうです。お彼岸に際し、基本的なことをおさらいしておくと安心ですね。 お彼岸は春と秋、年に2…

「若草山焼き」

奈良「若草山焼き」は冬の風物詩 毎年1月の第4土曜日に、奈良公園内で「若草山焼き」が行われます。 若草山とは、全面芝生に覆われた丘が3つ連なったなだらかな山で、奈良公園の名物でもある鹿も見られます。頂上には鶯塚古墳(うぐいすづかこふん)という大…

「おしるこ」と「ぜんざい」

「おしるこ」と「ぜんざい」の違いは? 鏡開きの王道餅メニューといえば「お雑煮」ですが、「おしるこ」も定番です。「ぜんざい」も同じようにお餅と小豆餡を使っていますが、「おしるこ」と「ぜんざい」は何が違うのでしょうか。実は、関西と関東では区別の…

「七草粥」

「人日の節供」には、七草粥を食べて無病息災 1月7日は「人日(じんじつ)の節供」。"人日"とは文字通り "人の日"という意味です。古代中国では1月7日に「人」の運勢を占い、七種菜羹(ななしゅさいのかん)という汁物を食べて無病息災や立身出世を願うとい…

お屠蘇

不老長寿を願う薬酒「お屠蘇(とそ)」のいただき方は? 元日の朝、家族揃って新年のあいさつを済ませたら、まずいただくのがお屠蘇。 御神酒(おみき)と同じ清酒のように思われがちですが、漢方薬を浸した薬酒で、家族の健康を願う気持ちが込められていま…

祝い箸

「祝い箸」は「神人共食」の為のお目出度い箸 おせち料理やお雑煮をいただくときは、普段使いのお箸ではなく、「祝い箸」を使います。祝い箸は、末広がりの八寸(約24cm)で縁起が良く、「両口箸」「柳箸」「俵箸」も呼ばれる祝い事には欠かせない箸で、水引…

おせち料理

年神様に供える「おせち料理」の由来 お正月と云えば「おせち料理」ですね。元々は「おせち料理」はお正月だけのものではなく、季節の節目に行う節供の料理全般を「御節供(おせちく)」「御節料理」と呼んでいました。やがて、節供の中でも一番重要な正月の…

雑煮

「雑煮」の美味しさは多種多様。 一年のパワーを頂きます。 「雑煮」は、年神様の魂が宿った餅を食べるための料理です。食べることで年神様からその年の生命力が与えられるとされていました。 雑煮は地方色豊かですが、家庭ごとに我が家の味があるのも特徴で…

除夜の鐘

除夜の鐘 除夜の鐘とは、大晦日(12月31日)の深夜0時を挟んで撞く鐘のことを言います(ちょうど日付けが変わり新しい年になる時を鐘を撞きながら迎えます)。人には百八つの煩悩(ぼんのう)があると言われ、その煩悩を祓うために、除夜の鐘を撞く回数は108…

お年玉

お金ではなかった本来の「お年玉」 子どもたちの正月一番の楽しみといっても過言ではない「お年玉」。今では子どもたちへ渡す正月のおこづかいのようになっていますね。しかし、鏡餅の項でもご紹介したように、もともとは年神様から新年に授かる「新しい魂」…

鏡餅

正月に欠かせない、年神様の魂が宿る「鏡餅」 餅は、昔から神様に捧げる神聖な食べものとして、祝い事や祭りには欠かせないものでした。「鏡餅」も正月には欠かせません。「鏡餅」は、新年の神様である年神様の依り代(よりしろ)、つまり家にやってきた年神…

「門松」「注連縄」

年神様の案内役「門松」 「注連縄」が示す神聖な場所へ 新年を司る年神様をお迎えする際の案内役、それが「門松」です。常緑の松は「神様が宿る木」と考えられ、昔は庭に松などの常緑樹を一本立てて、年神様の依り代(よりしろ)にしていたといわれています…

年賀状

令和最初のお正月。 年賀状で新年のご挨拶を 12月15日から令和2年用の年賀状の受付が始まっています。年賀状とは、年始の挨拶を簡略化したもの。もともとは元日に出向いて年賀の挨拶をしていましたが、挨拶に行けない人は手紙を送るようになり、やがて現在の…

秋の味覚「柿」

秋の味覚「柿」。 どうして甘かったり渋かったりするの? 11月の和風月名は「霜月(しもつき)」。文字通り、霜が降る月ということで「霜降月(しもふりつき)」が略されて「霜月」となりました。また、「神無月」に出雲に集まっていた神様達が帰って来る月…

日本の夏-2

日本の夏-2 「虫取り」「魚釣り」「金魚すくい」「西瓜」「ラムネ」「心太」「蚊取り線香」「風鈴」「線香花火」「虫かご」「夕焼けの浜辺」………。 最高の遊びであり、自分だけの道具であり、そしてご馳走でした。 今の子供達に、日本の伝統・文化の想い出…

日本各地の夏の風景-1

日本各地の夏の風景-1 春が過ぎて、梅雨が終わると、暑い夏がやってくる。毎年の事と言いながら、夏が来るたびに、「夏ってこんなに暑かった?」。それでも、その暑い夏だからこそのお楽しみや感動が目白押しなのもまた事実。海に山に、川に湖に。花火に祭…

日本の夏

日本の夏 8月の和風月名は「葉月(はづき)」ですね。旧暦では7月が秋の初めの初秋なので、8月といえばもう仲秋。それで葉の落ちる月で「葉落月(はおちづき)」、それが転じて「葉月」になったという説が有力です。 でも、現在ではギラギラの太陽が照りつけ…

阿波踊り

阿波踊り 小生の地元の「阿波踊り」が始まりました。本来の、精霊を迎える・死者を供養するための行事「盆おどり」から懸け離れ、反日の徳島新聞がこれを商売の手段とし、年々ショー化していったのを苦々しく思っています。 そんな中、なにわ連(関西)とい…

「夏休み」

「夏休み」 夏休みは、教育機関や企業などで夏の間、授業や業務を休みにする休暇のことです。主に7月下旬から8月の終わり頃までの、長期休業です。夏休みは温帯に属する国々を中心に広く実施されていますが、その目的は各国によって異なります。夏季の暑熱の…