河原文翠の日々是好日

降っても 照っても 日日是好日。泣いても笑っても 今日が一番いい日。

除夜の鐘


                      除夜の鐘

 


除夜の鐘とは、大晦日(12月31日)の深夜0時を挟んで撞く鐘のことを言います(ちょうど日付けが変わり新しい年になる時を鐘を撞きながら迎えます)。人には百八つの煩悩(ぼんのう)があると言われ、その煩悩を祓うために、除夜の鐘を撞く回数は108回とされています。煩悩とは、人の心を惑わせたり、悩ませ苦しめたりする心の働きの事を言い、仏教における考え方からきています。

 

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人の心の乱れ・汚れを煩悩とすると、代表的な煩悩には、
①欲望(肉体的および精神的なもの)、②怒り、③執着、④猜疑 などがあります。
更に煩悩を細かく分類すると、三毒とか、百八煩悩とか、八万四千煩悩など、分類のしかたにも様々なものがあります。

そもそも仏教寺院にある鐘は、梵鐘(ぼんしょう)と呼ばれるもので、仏具(仏教の儀式で用いる用具)のうちの重要な一つです。梵鐘の澄んだ音は、深夜の空気と相まって心に染み渡る様な気がします。鐘を叩く事で私達の魂が共鳴するような気持ちにさえなります。

 

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ところが、年越しの風物詩「除夜の鐘」に対し、「うるさい」などとする苦情が寄せられ、中止したり時間を夕方や昼間に変更したりする寺院が後を絶たないのが現状です。さらに、寺の檀家(だんか)の減少などで人手が足りず、深夜の鐘突きを見直す動きも。人間の百八の煩悩を払うという除夜の鐘が、世知辛い現代社会の寒風にさらされているのです。

 

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寺としては対処せざるを得ないかもしれないが、苦情があるからと言って取りやめていけば、あらゆることが一部の苦情で出来なくなるので、安易な対応はするべきではない。 あの左巻きの馬鹿の集まり日教組による洗脳で、「自由」と「権利」を間違って信じて居る阿呆な国民が増えているのを嘆いています。誇るべき「日本の伝統・文化」を絶やす事は断じて許せません。小生が総代を務めている寺院では、「絶対に除夜の鐘は守れ」と厳命し、苦情には小生が対応するとしています。