自宅の「金木犀」
今は亡き母が、生前こよなく愛していた金木犀です。
形見分けとして小生が貰い、自宅庭に移植して大事に育ててきました。あれから幾星霜、大きく立派に育ち、今年も見事に咲き誇ってくれました。
早速、墓前に供え報告しましたが、金木犀の香りに包まれながら亡き母との会話を楽しんだ一時が過ごせました。その香りを満喫しながら、幼い日の母との出来事などを懐かしく思い出しております。 この木は3m近くまで大きくなり、自分の過ぎ去った歴史をも感じています。
尚金木犀とは、中国原産の常緑性樹木で秋に小さなオレンジ色の小花をかたまって咲かせます。金木犀の一番の特長は花の放つ心地よい芳香で、日本人には最も馴染みの深い花の香りのひとつではないかと思います。中国では丹桂、金桂、桂花と呼ばれます。
花言葉の『謙虚、謙遜』は金木犀のその香りの素晴らしさに比べて、花が控えめであるところからきているのは、「小生の花」と云えると思いますが………。家族はそれを認めず、失礼な奴等です。