庭の「秋明菊」
シュウメイギク「秋明菊」とは、
本州、四国、九州の山野や里山に自生する毎年花を咲かせる宿根草です。
日本原産ではなく、古い時代に中国からやってきて、野生化したもの言われています。
漢字で書くと「秋明菊」、9月~10月の秋まっさかりな時期に開花する名前通りの花です。アネモネの仲間で英語ではジャパニーズ・アネモネ(Japanese anemone)と呼ばれます。
別名のキブネギク(貴船菊)は京都の貴船で多く見られたことに由来します。
草丈は50cm~1m、地下茎をよく伸ばして広がっていきます。茎は途中で枝化されしてその先端に花を咲かせます。花びらにみえるものは色づいた萼で、やや細長く20~30枚付きます。冬には茎葉が枯れて、春に再び芽を吹くまで休眠します。
花色は紅紫色や白です。白花種は花びらにふっくらとした丸みがあり、萼片の枚数は少ないです。和風の庭園に似合い、茶花としても利用されます。園芸品種は和洋あまり制限なく幅広いシーンでマッチします。