四 字 熟 語
傍 若 無 人
こういう人は嫌われる。周りの人におかまいなく勝手気まま無遠慮に振る舞うことを傍若無人といい、これじゃはた迷惑、好かれるわけがない。
この四字熟語は、「傍らに人無きがごとし」と読みくだせば意味明瞭となるが、文字にこだわると、傍に若い人が一人も無い、なんてトンチンカンな解釈になったり、書く時に、暴若とか無尽とかミスしてしまいそう。暴若無尽も感じは出ているが、間違いであることに変わりはない。人付き合いをうまくやるコツは相手への気配りとサービスだから、傍若無人に振る舞う性格の人は早く直したほうがよろしい。
国会議事堂内に、“傍聴席”というのがある。ここは国会議員の紹介で許可を得て入れる所だが、何故か筆記用具のの持ち込みは禁止され、したがってメモを取ることも許されない。メモぐらい取ってもいいじゃないかという要求に対して事務局の答えは、「これは明治以来の伝統でございまして、傍聴席とは読んで字ののごとく、傍らで聴く席のこと、メモを取るという意味はございませんので」。 ああ、時代遅れ!!!