河原文翠の日々是好日

降っても 照っても 日日是好日。泣いても笑っても 今日が一番いい日。

「昭和の日」

04/29   今日は「昭和の日」です。

激動の時代に日本国民を励まし続けた先帝陛下(昭和天皇
行幸
昭和21年(1946年)から昭和29年(1954年)までの間に行われた御巡幸では、敗戦直後 で宿舎がままならず、陛下が列車の中、学校の教室に泊まられた事もあった。それでも陛下は、「戦災の国民のことを考へればなんでもない。十日間くらゐ風呂に入らなくともかまはぬ」とおっしゃり、御行幸を続けられた。

硫黄島
硫黄島に行かれた時、硫黄島自体がお墓だからとおっしゃり、靴をお脱ぎになって上陸された。因みに小沢一郎は普通に靴をはいていたそうだ。遺骨収集が完了していない地下壕跡に入るときには、周りの案内役もそのまま足を踏み入れたのに、陛下だけは靴をお脱ぎになって裸足になられた。

※病床
昭和63年9月、先帝陛下が病床につかれると、全国の御平癒祈願所に約9百万人が記帳に訪れた。40数年前の御巡幸で陛下に励まされた人々も少なくなかった。陛下は、病床で「もう、だめか」とおっしゃったことがあった。医師たちは陛下がご自分の命の事をおっしゃったのかと思ったが、実は「沖縄訪問はもうだめか」と問われたのだった。御巡幸の最後の地、沖縄に寄せられた陛下の御心は、今上陛下によって平成5年に果たされた。

※台風
東京の空を台風が過ぎ去った翌日、侍従長は、陛下に「台風が去ってようございました。」と申し上げた。すると、陛下は、次のとおりおっしゃった。「… まだ、東北、北海道地方はこれからである。」

       「陛下!ありがとうございました!」

今日は、先帝陛下と昭和という時代を偲ぶ為の「昭和の日」です。

 

f:id:bkawahara:20190511154316j:plain