四 字 熟 語
医 食 同 源
お正月はつい食べ過ぎるので、1月7日はお粥を食べて胃を休める。理にかなったこの風潮も、近頃は七草が見当たらないため家庭では実行不能になってしまった。
七草がゆに医学的根拠がどれだけあるかは知らないが、飲み過ぎ食べ過ぎで疲れた胃に優しいことは確かであろう。
つまり食べるもの自体がクスリと同じ効果を持ち、食すなわち医、医すなわち食という両者が同じ源から発する、この東洋医学的発想を医食同源と表現する。この考え方に従えば、医の根源は日常の食生活の中にあり、クスリも食事も人工はむしろ有害で天然に限る、こうすれば病いも予防できるからクスリなどいらない、すなわち正しい食事こそ良い医者である、ということになるであろう。その意味では七草がゆなどは、医食同源を実践する食べ物の一つだ。
尚、近年ではこの時期、七草はスーパーで売られているそうだ。
また、度を超して大量に飲んだり食べたりする暴飲暴食という四字熟語もある。