河原文翠の日々是好日

降っても 照っても 日日是好日。泣いても笑っても 今日が一番いい日。

赤電話

 

                                    昭和のあの頃


                過ぎ去った遠い日々に、思いを馳せる。
                     それによって、心に喜びを感じさせる。
                     不安なコロナ時代、良かったことを考えながら。


                     その39     赤電話

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委託公衆電話(いたくこうしゅうでんわ)は、電気通信事業者が駅・公共施設・テーマパーク・ショッピングセンター・商店などの構内に設置し、施設の運営者に管理を委託している日本の公衆電話である。電話機本体の色が赤い事から赤電話と呼ばれたこともあった。

 

施設の設置者が申請すると、NTTが設置の判断を行い、委託先と契約を行う。設置後は、料金回収・日常清掃・故障時の応急対応などを、施設の管理者が行う。
委託手数料は、毎月回収する通話料から相殺される。また、公衆電話通話料金の請求書は、他の電気通信サービスの請求書と一括して送付される。

 

自宅に黒電話が普及して、お互いの自宅同士では簡単に電話がかけられるようになりましたが、例えば、外出先のお店や公共施設から自宅宛に電話をかけたいことが、まれに良くあります。傘を持ち忘れて外出して雨が降った時に、到着した駅の軒下から「傘持ってきて!」と家族に連絡したい場合などです。昔のドラマでは良く見かける光景ですね。傘を持たずに外出すると、出先で傘を入手するのが困難な時代だったのです。

 

そんな中、出かけ先でも電話がかけられるよう、とある電話機が登場して人気を博しました。その電話機こそが……赤電話です!電話をかけるために必要な金額は10円から。例えば市外に遠距離通話をする場合、通話料が数秒/10円だった時代もありましたので、大量に10円玉を用意する必要がありました。

今ではIP電話であれば市外宛も市内も3分数円、海外でも1分数円といった時代なのですから、本当に電話代が安くなりました。有り難いことです。