昭和のあの頃
過ぎ去った遠い日々に、思いを馳せる。
それによって、心に喜びを感じさせる。
不安なコロナ時代、良かったことを考えながら。
その25 学校給食
学校給食の起源は、明治22年(1889年)山形県鶴岡町の小学校で貧困家庭の児童を対象に無料で昼食を提供したことにあるとされています。 それ以後、全国に広まり、昭和29年(1954年)6月に「学校給食法」が制定され正式に制度が始まりました。その後、児童生徒の食生活をとりまく社会環境は大きく変化し、現在ではカルシウムの不足、脂肪の過剰摂取など偏った栄養摂取、肥満等の生活習慣病の増加など、食に起因する新たな健康課題が増えてきています。学校給食は、生涯にわたって健康で充実した生活を送るための基礎を培う健康教育の一環として、その指導の重要性が一層高まってきています。
学校給食のねらいは、毎日を健康でいきいきと生活できるようにするために、食事、運動、休養の調和のとれた生活習慣を身につける必要があることを伝えることにあります。特に、心身ともに成長発達の途上にある児童生徒にとって、栄養バランスのとれた食事を一日3回きちんと摂り、合理的に栄養を摂取することは健康な生活を送る上で基本となるものです。また、家族や友人と和やかに食事をすることは、豊かな心や望ましい人間関係を育成する上からも、大切な役割を果たすものであります。
小生の給食の想い出は、「コッペパンに脱脂粉乳、おかずとしては鯨肉」です。家で美味しい牛乳をとっていたので、脱脂粉乳の不味さに辟易した毎日だったのです。