四 字 熟 語
付和雷同 (ふわらいどう)
批判と悪口の典型的パターンがこの言葉。
「あいつは付和雷同だからダメ」 「付和雷同で大事な一票を入れるな」 「付和雷同型の人間は我が社ではいらん」などなど、全くいいところがない。 自分に確たる信念がなく、主義主張もあやふやで、ただ無闇に他人の意見に同調し、他人の言動に釣られて動く、これが付和雷同の意味である。
付和を不和と書いたらミス、雷同も雷動と書き間違わぬ様に。意味としては、付和は決まった考えがなくて他人にあわせること、雷同は雷の音に山や谷が鳴り響き万物が応ずることから転じて、深く考えず簡単に他人の説にあわせる、安易に相槌を打つ、こんな感じだ。
確かに好ましいこととは思わないが、日本社会は「赤信号みんなで渡れば怖くない」という風潮が今や定着し、特にサラリーマン社会では協調や妥協が強く求められるから、付和雷同と紙一重の生き方が無難で楽でもある。極言すれば、付和雷同は日本人の国民性のようで、マスゴミなかぞは正に付和雷同一色ではないか。