河原文翠の日々是好日

降っても 照っても 日日是好日。泣いても笑っても 今日が一番いい日。

庭の「彼岸花」


                       庭の「彼岸花

 

秋の彼岸の頃に咲く花といえば「彼岸花」。別名は「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」で、サンスクリット語で「天界に咲く花」を意味します。おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる、という仏教の経典からついた名前です。

 

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別の説には、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、というものもあります。彼岸花の毒は口に入れたり、食べたりすることで、身体に影響をおよぼします。彼岸花にはリコリンというアルカロイドの一種である毒が15mg含まれています。人がリコリンを摂取した場合の致死量は10gなので、およそ667個と大量に食べなければ、死ぬことはありません。ちなみに、モグラやネズミなどの小動物にとっては、球根ひとつで1500匹分の致死量に値します。彼岸花が墓地などに植えられていたのは、理にかなっていたのですね。

 

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