四 字 熟 語
支 離 滅 裂
会話や文章にまとまりがなく、ちりぢりばらばら乱れまくって筋道が立ってない、こんな様子を支離滅裂という。物事すべて何が何だか訳がわからない状態にも応用できる。
「あいつは失恋のあまり言動が支離滅裂だから相手にするな」という程度ならまだ救われるが。「彼の精神状態は昔から支離滅裂だ」なんて決め付けられたらもう救いがない。
最近若い人たちの造語でシッチャカメッチャカなんてのがあるが、支離滅裂から派生したものと思われる。テレビのアナウンサーやキャスターたちのコメントも、時として支離滅裂だ。とくに書かれた原稿の読み違い、根っからの覚え違いなど原因は色々だが、結果だけアラさがしすると、信じられないミスが少なくない。
渦中をウズナカと読み、病床をビョウトコ、頒布をリョウフ、案山子をアンザンシ、お土産をオドサン。傑作は好々爺をコウコウジジイ、中にはスキスキジジイと覚えているタレントがいるから、視聴者の頭の中も、支離滅裂になりますね。