四 字 熟 語
酔 眼 朦 朧
お酒を飲み過ぎるとこうなる。
酔って目がとろんとして、物がボーッと見える。こういう状態を酔眼朦朧という。私は全く酒が飲めないから酔眼で物を見たことはないが、ほんとに二重三重にダブって見えるらしい。このあたりが最高の酔い心地でそれを超えると赤信号だ。
泥酔は論外としても、酒に酔って前後不覚になるのは見苦しい。酒が漢詩の主題なのはご存知の通りで、この四字熟語も宋の詩人素食の詩による。この程度の酔いなら経験してみたいものだ。
酔生夢死という言葉をご存知だろうか? 人は何にか価値のあることをして一生を遅れという前置きで、「酒に酔い夢を見るような人生はイカン。何に一つ価値あることをしない無意味な一生は人間として恥ずかしい。そういう生き方を酔生夢死という。」と若いころお説教されたものだ。