河原文翠の日々是好日

降っても 照っても 日日是好日。泣いても笑っても 今日が一番いい日。

買い物かご

 

                                      昭和のあの頃


                過ぎ去った遠い日々に、思いを馳せる。
                     それによって、心に喜びを感じさせる。
                     不安なコロナ時代、良かったことを考えながら。


                   その48    買い物かご

f:id:bkawahara:20210623105538j:plain

みなさんのお家では、毎日の食事の材料を何処へ買いに行きますか?
多くの人が、スーパーやコンビニを利用しているのではないでしょうか。スーパーが広まる前は、野菜は八百屋、魚は魚屋、豆腐は豆腐屋と品物ごとに別々のお店で売っていました。そして、みんなが買い物籠を持って買い物へ行っていました。竹などの自然素材で編あみこまれた買い物籠は古くから使われていました。

しかし、石油を材料とするビニール製品が多く作られるようになった昭和30 年代頃には、買い物籠も竹からビニールで包まれた針金製の籠が多く使われるようになります。針金製の籠は形が安定しているため、そのまま自転車の荷台にしばりつけることもできました。また、デザイン的にもカラフルなビニールが使用され、時代に応じた新たなデザインの籠となりました。そんな針金製の買い物籠も、買い物をするとビニール製のレジ袋がもらえるスーパーの普及に合わせて、しだいに使われなくなりました。

しかし、昨今のスーパーやコンビニのレジ袋の有料化にあたり、エコバッグを持つ人が増えてきました。限りある資源を大切にしていくためにも、レジ袋は使わないようにしていきたいものですよね。