アパホテルの英断を心から尊敬し感謝する。
1月末に、武漢から帰国した人々を受け入れた、千葉・勝浦のホテル三日月と同様に、アパホテルは武漢ウイルス感染者でも、入院治療の必要がない軽症者の受け入れを表明した。病床の不足が深刻化する中、軽症者に、二次感染の危険がある自宅療養ではなく、ホテルで隔離生活を送ってもらうための政策で、政府がアパホテルに要請し、アパホテル側が全面的に受け入れる意向を伝えたのである。
アパホテルの元谷芙美子社長は、テレビ番組でこう語っている。
「風評被害は受けておりまして、キャンセルも受けています。私の誇りとして、誰一人として社長の判断に反対する者がなくて、この国難にあたり一致団結して乗り切りたいと…。今は大変ですけど、収まった先には10年後、アパホテルがいい役割をしてくださったという評価がいただけると思って、頑張ります」
これだけ世間を騒がせ、人々を感染の恐怖に陥れている武漢ウイルスだ。感染者受け入れは大英断である反面、風評被害も相当なものになるだろう。だが、こういう決断をし、世の為人の為に、損をしてでも実行する人たちや企業を応援しないで、誰が引き受けるのか。
しかし、あの前川喜平いや前川助平はこう語っている。「絶対に泊まらない」と。こんな偏狭な人物が高級官僚として、文科行政を担当していたのだ。想像するだけで寒気がする。
犠牲を覚悟で感染者を受け入れるアパホテルに送られるべき言葉は、激励や応援、称賛であって、「絶対に泊まらない」などという言葉ではない。私はこういう人物を、心の底から軽蔑する。元谷夫妻はもちろんだが、アパホテルの社員の皆さんを心から尊敬する。
これからもアパホテルを常宿として利用する考えである・