大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)-2
本殿、拝殿は重要文化財。宝物館には、全国で国宝や重要文化財の指定を受けた武具類の8割を収蔵しておるとの由。武蔵坊弁慶が奉納したと伝わる薙刀や、源義経や源頼朝が奉納した鎧など、歴史上の重要人物や武将の奉納品が展示されております。また、鶴姫が着用したと伝えられる紺糸裾素懸威胴丸 1領(重要文化財) も展示されています。
「生樹(いきき)の御門」とは、奥の院への参道の途中の樹齢約3000年と伝承される根周り32m、幹周15.5m、高さ10mの巨大な老楠のことです。愛媛県の天然記念物に指定されているこの楠の大木の、幹の根元に開いた自然の空洞を門とし、それをくぐって奥の院へ参拝していたことから「生樹の御門」と呼ばれるようになったそうです。くぐると長寿のご利益があるといわれているのです。
大山祇神社は、愛媛県にある自然の生命力を感じることができる、パワースポットです。静かで落ち着いた雰囲気は、この場所の魅力です。境内のご神木や奥の院への道の木々から、生命力を分けてもらうのがおすすめの楽しみ方です。大山祇神社に行くと分かるのですが、美しい社殿もさることながら、神社を守るような楠群に癒されます。また、建造物や国宝に、日本人の美意識を垣間見ることが出来ますね。