安芸の宮島 『豊国神社(千畳閣)』
「安芸国・宮島」、その第二弾の「豊国神社(千畳閣)」です。
この神社は、豊臣秀吉が建立した入母屋造の大経堂。工事の途中で秀吉が死去したため、天井の板張りや壁、正面入口が未完成のまま現在に至っています。畳を敷けば、857畳あると云われるそのスケールの大きさから、通称「千畳閣」と呼ばれています。
未完成の為、戸閉まりが不可能で建物内は常に風が吹きぬけており、天井がないため太い梁をぶっちがいに接ぎ合わせてあるところなども丸見えで、まさに豪放そのものです。縁の下も十分人が通れる大きさになっており、長い回廊のようです。
黄色に輝く大きな銀杏の木を、千畳閣の中から見ると、陽の光が銀杏に当たって、言葉では表す事ができないほど綺麗ですし、歴史を感じさせる広い床に映る、銀杏の黄色い陰「床銀杏」は絶景です。
この『千畳閣の床銀杏』が今回の撮影行のメインテーマの一つでした。