河原文翠の日々是好日

降っても 照っても 日日是好日。泣いても笑っても 今日が一番いい日。

「大嘗祭」


         五穀豊穣を願う一世一度の「大嘗祭

 


本日11月14日は天皇即位にまつわる皇室行事の一つ「大嘗祭(だいじょうさい)」が行われます。毎年、11月に宮中祭祀新嘗祭(にいなめさい)」が行われていますが、「新嘗祭」は、新穀を神様に捧げ、その年の収穫に感謝する儀式で、皇室では、宮中祭祀の中の最も重要なものとされています。

 

 

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大嘗祭」は「新嘗祭」を天皇即位後、初めて大規模に行うもので、皇位継承に伴う一世に一度の重要な儀式とされています。11月14日という日付は、本来の「新嘗祭」の日付である11月の第2卯の日にあたります。

 

これに先立ち5月に、大嘗祭に使う米を収穫する2つの地方を決める「斎田点定(さいでんてんてい)の儀」が行われ、東の「悠紀(ゆき)」地方に栃木県が、西の「主基(すき)」地方に京都府が選ばれました。そして9月には、栃木、京都それぞれの田んぼで、米を収穫する儀式、「斎田抜穂(さいでんぬきほ)の儀」が行われました。栃木県は「とちぎの星」、京都府は「キヌヒカリ」という品種の米だそうです。

 

五穀豊穣を祈る大嘗祭ですが、先の水害で大規模な被害が出た農家の皆さまが再び多くの収穫を得られるように、復興の願いが届くことをお祈りいたします。