87年の歴史のある「四国菊花品評会」です。
四国菊花品評会には農林水産大臣賞をはじめ、数多くの作品が展示されるとのことですが、小生が訪れた時には未だ受賞作が決定されていませんでした。
「菊」
日本では日本で観賞用多年草植物として発展した品種群を和菊、西ヨーロッパで育種されて生まれた品種群を洋菊と呼びます。
菊は、キク科キク属の一年草または多年草植物の総称です。名前の由来は、行き詰まるという意味の「窮まる(きわまる)」を語源とするもので、1年の最後に咲くことから名付けられたとされています。菊という漢字は、中心に向かって巻き込むように咲く花の形を、手のひらに米をおいて握った様子になぞらえたものです。
菊全般の花言葉である「高貴」「高潔」「高尚」は、皇室の紋に定められていることに由来します。明治維新の際は、明治天皇から西郷隆盛に贈られるなど、菊は日本人にとって古くから特別な存在で、品位や品格の象徴とされてきました。
菊には不老長寿や繁栄をもたらす力があるとされ、風水では健康運をアップさせる効果があるといわれています。9月9日の菊の節句(重陽の節句)に、花を枕カバーに入れて眠ると、やさしい香りが夏の疲れと一緒に、体内に残った厄を落としてくれるそうですよ。