河原文翠の日々是好日

降っても 照っても 日日是好日。泣いても笑っても 今日が一番いい日。

れんげ畑

れんげ畑


先日、車で移動中に懐かしい「れんげ畑」に遭遇しました。
最近は、めっきり見る事も出来なくなっており「絶滅危惧種」の状態ですね。幼少の頃に「れんげ畑」で女の子と遊んだ想い出が蘇って暫く停車しタイムスリップした次第です。

そこで何故「れんげ畑」が絶滅傾向にあるのから調べてみました。
「れんげ畑」のレソゲソウは、野生のレンゲが自生しているのではなく、農家の人が秋のうちに種をまいて栽培していました。レンゲソウは、二年草で、秋にまいて年を越し、、開花は翌年の春になります。その根には小さなコブのような粒々が一杯付いていて、粒々の中に『根粒菌』いう微生物がいて、空気中の窒素から窒素肥料(緑肥)を作ってくれます。

レンゲソウの花期は4~6月、しかし昨今田植え時期がどんどん早まり、レンゲソウの開花を待ってたら田植えが大幅に遅れてしまいます。肥料目的にレンゲソウを栽培しても、、開花までいかず、育つ期間が短くなるのでレンゲソウハワーが十分に生かされず、効き目の少ない肥料になってしまうのです。そこで安価で手に入り、よく効く化学肥料をの方が楽だし早いとの結論に至ったのが原因の様です。

つまり以前の田植え時期は、レンゲソウの花の終わる頃で、大きく育ったイネの苗を、人の手で植えていました。しかし農業の機械化が進み、大きく育つ前のイネの苗を機械で植えるようになり、化学肥料が主流になり緑肥の必要性が減った、、、これが、「れんげ畑」がめっちゃ減ってしまった理由です。

何とか「れんげ畑」が見られる光景が続いて欲しいものですが、時代の流れには逆らえず「遠い想い出」になってしまうのでしょうかねぇ。今年の秋に、自宅の狭い庭の片隅に レンゲソウの種をまき来年の春に楽しもうかと考えています。

また近くの畑では、麦が青々と育っていました。「麦畑」にも想い出が一杯ありますね。

 

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