懐かしき「昭和」-17
チャンバラごっこ
チャンバラごっこは、新聞紙で兜や刀をで作って昭和の小学生
男の子の遊びとして流行りました。
昨日見た紙芝居のヒーローをすぐに真似をして、風呂敷か手拭いを顔に巻きつけ正義の味方・鞍馬天狗になり、馬のつもりのほうきにまたがって現れ、「杉作すぐに助けてやるぞ」すらりと棒きれを、いや、名刀を抜きはなつ。迎え撃つ悪者も腰のバンドに刺した棒を抜いて、チャンチャンバラバラと何回か刀で斬りあいをしてから切られて倒れるのでした。
真剣に遊んだのですが子供心にも、お互いに怪我のないよう手加減をしていたのを覚えています。鞍馬天狗などの正義の味方はいつも上級生で、チビたちはいつも切られ役地面に転がったものです。たまには順番でチビにもヒーローの順番が来ましたが、ほとんど切られ役でしたね。そして自分が上級生になると、チビを集めてヒーロー役をやるようになるのでした。
なのに、今の親は何もかも「危ない、時代が違う」で済まし、子供にうるさく注意をします。木の枝を振り回していたら警察を呼ぶ親もいます。砂場で遊ぶ子供にも「汚い、消毒されていない砂場で遊ぶな」と、また怒ります。
今の子供達は可哀想ですねぇ。
今はそのチャンバラごっこがスポーツとして、柔らかいエアチューブの刀を使った「スポーツチャンバラ」として子供から大人まで人気のようですね。